もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
今年の夏は記憶に残るような暑い日々だった。
連日体温を越えるような気温が続く中、子供は毎日部活へと出かけていく。
こんなに暑いのにと心配ではあったが、見守るのが親の仕事だと誰が言っていたのを思い出す。
それでもあまりの日差しに子供の瞳が真っ赤になっているのを見たときは、なんだかほんのちょっぴり心が痛かった。
けれど、そんな想いは子供にとって取り越し苦労に過ぎないようで、急に大人っぽくなっていく子供の顔を見ると逞しくもあり、寂しくもあるのだ。
私の子育ても最終コーナーに差し掛かってきたということなのかな。
もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
岩崎夏海 ダイヤモンド社
★★☆☆☆
病気の親友の願いで、みなみは不本意ながら弱小野球部のマネージャーとなる。そのために手に入れた「マネジメント」は経営学の本だったが、その内容に従って野球部を運営し、甲子園を目指していく。
小説としてはストーリーも結末も目新しいものは何もないが、筆者が「マネジメント」を読んで、感動し、どうしたら人々にその感動を伝えられるかという創意工夫が伝わってくる本。
人によっては難解で退屈なビジネス書が、野球部という例を用いて平易な文章で書かれている。我が家では小学生も読んでこう言った。
「面白かったよ。でもあの難しい文章のかたまりは飛ばしたけどね」
その難しい塊の部分が、ドラッガーのマネジメントの抜粋なんですけれど。
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