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2009年5月21日 (木)

かつら美容室別室

自転車に高校生の男女が二人乗りしている。

後ろに座っている女の子のおしりのポケットから、おびただしい数のぬいぐるみがぶら下がっているのが見える。

恐らく携帯につけているのだろうと思うのだが、ポケットの入り口からマスコット売り場のようにマスコットがわさわさとぶら下がっているのだ。

邪魔にならないのかしらと考えつつも、あんなにもぬいぐるみが携帯につけられること、つけてみようと思う若者の思考回路に感心する。

そんなわけで、今私の携帯にも大きなマスコットが一つ、ぶら下がっている。

かつら美容室別室   山崎ナオコーラ 河出書房新社

  ★★★☆☆

淳之介は梅田さんに呼ばれて、かつらをかぶる桂さんの美容室に通うようになる。彼らのほのぼのとした日常。

なんでもないありふれた日常の話なのだけど、暖かく優しくてエッセイのようにさらりと読めてよかった。淳之介とエリの関係はいまどきの若者らしく臆病で健全だ。なんだかなぁ。もう若いということは熱く無謀なことではないのだ。若いうちに失敗しておかないと後悔するぞ。

そうか、こういうのを老婆心、というのか。

カツラ美容室別室 Book カツラ美容室別室

著者:山崎 ナオコーラ
販売元:河出書房新社
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