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2007年4月18日 (水)

負け犬の遠吠え

子供が学校から帰ってきた。

なんとなく元気がないのでどうしたのか聞いてみると、身体測定があったという。

「あのね、背が高くなって、背の順に並ぶと後ろから二番目になっちゃったの。」

そういえば、随分背が伸びている。

「それで何が嫌なの?」と尋ねると

「後ろに一人しかいないから、すごく心細いんだよ。」

負け犬の遠吠え  酒井順子  講談社 エッセイ

  ★★★☆☆

数年前「負け犬」という言葉が流行語にもなった本。

女性の生き方が多様化して、かえって女性は生きていくのが難しくなったと思ってしまった。未婚、子なし、三十代女性のことを良くも悪くも色々書き連ねてある本なのだけど、作者自身結局満足していないのだ。専業主婦も、子連れのキャリアも、未婚の女性も数十年前に比べたら、格段に自由で、経済的にも恵まれているはずなのに満たされていない。経験していないことはわからないし、隣の芝は青く見えるのだ。人にどう思われるかということばかり気にしていると、息がつまる。幸せは自分の中にしかないんじゃないかなぁ。

負け犬の遠吠え Book 負け犬の遠吠え

著者:酒井 順子
販売元:講談社
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コメント

>幸せは自分の中にしかないんじゃないかなぁ。
ホント!そうですね。しみじみそう思います。
でも、この本は読み物としてはとても面白かったです。

お子さんの話、面白い!可愛いね~
一番後ろは心細いのか。。。^^

投稿: ルギア | 2007年4月26日 (木) 19時58分

彼女の分析力にまず、感心して読みました。
今の日本の社会って複雑だけど、やっぱり一つの形式があるんだなあって思いました。

幸せは人それぞれ、「足る知る」ということを肝に銘じたいですね。

投稿: モワノー | 2007年5月 7日 (月) 04時54分

ルギアさん、こんにちは。
ブームになっただけあって、作者の着眼点と捨て身の姿勢がすごい!と思いました。

モワノーさん、こんにちは。
女性はまだまだ「こうあるべき」という縛りが多いのかもしれませんね・・・。
「足るを知る」そうですね、感謝が大切ですね!

投稿: ゆっこ | 2007年5月 7日 (月) 08時51分

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