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2007年3月24日 (土)

数学的にありえない

卒業の季節になると、色とりどりの服装の人たちがそれぞれの顔をして行過ぎる。

嬉しさや、一抹の寂しさ、あるいは晴れがましさだったりと。

少し肌寒く冷たい風が残るこの季節だからこそ、門出が似合う。

私もあんな顔をして、あんな風に歩いたのだろうか。

何を心に描いて。

どんな希望を抱いて。

数学的にありえない  アダム・ファウアー  文藝春秋 ミステリ

  ★★★★☆

癲癇で職を失い、ポーカーで破産したケインは借金取りだけでなく、国家安全保障局に追われる羽目になる。CIA工作員のナヴァが彼の前に現れ一緒に行動するが、彼女は敵なのか見方なのか。なぞの科学者の意図するところは何なのか。

謎解きをしながら逃走していく話の筋自体はシンプルだが、それよりも、確率論や量子物理学が非常にわかりやすく書かれてあり、大層興味深かった。謎解きに東洋哲学が出てくるところ、東洋人としてはしっくりくるが、アメリカ人によって書かれているところが面白かった。大学の講義よりずっとわかりやすいので、確率や量子物理学の入り口でにつまづいている人は一読あれ。

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コメント

面白そうな本!!推理小説のジャンルに入るのかな?
主人公と一緒に謎解きをしながら確率論や量子物理学、そして東洋哲学なども学べそうですね。

ゆっこさんのお陰で読みたい本が増えてしまって困ります^^

投稿: ルギア | 2007年4月 4日 (水) 16時55分

トラバどうもでした^^

統計学、本当に分かりやすかったですよね。
初心者の私でも内容をある程度まで把握することができました。
この手の作品って用語だけがやたら難しくて、結局ないように集中できなかった、ってパターンが多いので、それがないだけハマりましたheart

投稿: まろんぐらっせ | 2008年5月13日 (火) 23時19分

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