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2007年3月14日 (水)

ラビリンス

先日よくテレビで見る女優さんが、一日署長にやってきた警察署は大通りに面している。

その警察署前の広い歩道を知人と歩いていると、50代くらいの女性が口を大きく開けている。

何かあったのかと思ったら、たぬきがのんびりと女性の横を歩いている。

ここも結構な都会である。

思わず駆け寄ると、たぬきは悠然とした足取りで車道を渡り、潅木が生い茂る中央分離帯へと歩いていく。

どう呼びかけたものかわからなかったので、「あ!」と言ったら、たぬきは妙に艶めかしい腰つきで振り返り、ぐるぐるとした目で私達をちらりと見、潅木の中に消えて言った。

口を開けていた女性がようやく声を出した。

「あれって、たぬきですよね。」

知人が「ええ、よくいますよね。」と答えたので、私は黙って頷いた。

ラビリンス  ケイト・モス   ソフトバンククリエイティブ  ミステリ

  ★★★★☆

20057月、アリスは南仏で遺跡の発掘作業中、洞窟の奥に男女の骸骨と指輪、壁に書かれた迷路を発見する。それを発端にアリスの周りが騒がしくなっていく。

時に12097月十字軍はフランス南部の山の砦を陥落した。過去に導かれるようにして、聖杯伝説が明らかにされていく。

この物語で明かされる聖杯の謎は、それを巡る確執や争いが信徒でなくとも理解できる内容だった。そして人々の弱さや醜さ、恋物語が描かれていて物語として楽しめた。昨年の夏ブームになった聖杯伝説の小説は謎解きとウンチク本のようだったので、女性はきっとこちらの方が楽しめると思う。

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