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2007年1月17日 (水)

ひとかげ

私には何も誇れるものはないけれど、友達には恵まれた。

いつも会っているような友達はいないけれど、何年も会っていなくても、変わらず暖かな気持ちが抱ける友達が何人かいる。

思いがけず連絡が来たり、再会した時も過ぎた時間は感じない。

互いの幸せを心の底から喜べること、そんな贅沢をかみしめる。

ひとかげ    よしもとばなな   幻冬舎  小説

  ★★★☆☆

小児精神科医の私は鍼灸師のとかげに求婚し、とかげに秘密を打ち明けられる。お互いの抱える生い立ちの秘密が、どうしようもなく引き付けあう原因だったと知る。私達はどこへいくのだろうか・・・・。

「とかげ」のリメイク。やっぱりこの人は若い頃の作品がいい。若い人の素晴らしいところは、未熟で迷いがあったり、だけど無鉄砲でどうしようもなく純粋で、だからこそ失敗が許されるところだと思う。よしもとさんの若い頃の作品は、色々なところにぶつかって迷っているところに魅力があったのにな。

主人公の母親のくだりが大きく修正されていたのは、筆者が実際に母親になって「母性」というものを悪く書けなくなったからなのか。

ひとかげ Book ひとかげ

著者:よしもと ばなな
販売元:幻冬舎
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