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2006年12月11日 (月)

観覧車

今はどうだかわからないけれど、以前、ヨーロッパのその街には移動遊園地がやってきた。

時期になるとやってきて乗り物は組み立てられ、期間が終わるとまたバラバラに解体されて、次の街へ行く。

子供だけでなく大人達もこぞって出かけていく。

時々ネジが緩んだりすることもあるんだよ、などと聞いてしまったものだから、一番安全そうな乗り物を選ぶ。

観覧車だ。

ところが、その観覧車は、日本で「コーヒーカップ」と呼ばれている乗り物が、下から上へ、上から下へとまわっているのだ。もちろん、自分でカップを回すことも出来る。

観覧車のてっぺんはかなり高い。そこで、風を受けながらぐるぐる回るコーヒーカップ。

観覧車は決して安全で退屈な乗り物なんかじゃない。

観覧車  柴田よしき 祥伝社 ミステリ

  ★★★★☆

短編集。下澤唯は、失踪した夫が残した探偵事務所を守っている。哀しい傷を心に抱えた人たちの事件を解決していきながら、夫の失踪の真実に迫っていく。なんの説明もなく自分との生活を捨てた夫との時間を、否定することも、見限ることも、恨むことも出来ない女の悲しさが綴られていて、あっという間に読みきってしまった。だけど、、、この結末はあんまり!早く続編を出してください!同じ作者のRIKOシリーズの緑子は、手当たりしだいに周りの男性と関係を持って行くけれど、この作品の唯は、頑ななまでに一人の男性を思い続けている。そうやって、作者はバランスを取っているのかしら?

観覧車 Book 観覧車

著者:柴田 よしき
販売元:祥伝社
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コメント

高所恐怖症です^^;
観覧車は苦手。ロープウェイもきついな~

柴田よしきさんの名は初めて聞きました。ゆっこさん、色々な本を良くご存知ですね。
一途な女性と奔放な女性。どちらも自分に欠けています。柴田作品を読んで研究しようかしら。
でも、話が中途半端におわるのは消化不良ですね。アマゾンの読者レビューでも「続編はあるの?」というのを見かけました。

投稿: ルギア | 2006年12月11日 (月) 21時59分

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