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2006年12月 1日 (金)

子盗り

新聞の投書欄をつい呼んでしまう。

さまざまな年代の人たちが、それぞれの主張を繰り広げている。

数日経つと反論などがまた掲載されたりして、十人十色というのは、本当だなぁなどと一人ごちる。

爽やかで、時に微笑ましく大好きなのは、十代の人たちの投書だ。

感動したこと、将来の希望や、感謝にあふれた良い文章が多く、批判や文句に満ちた大人たちの投書とは明らかに違うのだ。

ずっとそんなきれいな心でいてね、と思いつつ、今日も新聞を閉じる。

子盗り   海月ルイ 文芸春秋 ミステリ

  ★★★☆☆

子供のいない夫婦が子供を手に入れるためにしたことは・・・。手を貸す看護婦、望まない妊娠をした女性、各人の思惑が錯綜する。美津子が不妊に悩み、精神的にも周囲の人たちからも追い詰められていく様子が、実に丁寧に描かれていて圧巻。田舎の旧家では、今でも跡取り問題があるのだろうか。欲に駆られた人たちは、そんなにも残酷になれるのか。それに反して後半はページ数も少ないし、あっけなく解決した印象。少々ほっとしたラストではあったのだけど、どんな悪人でも、ほんのちっぽけでもいいから、良心があると描いて欲しかった。

子盗り Book 子盗り

著者:海月 ルイ
販売元:文藝春秋
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コメント

頑張っている10代の子供たちをみると嬉しくなります。
ホント、ずっときれいな心を持ち続けて欲しい。
私が10代の頃には新聞に投稿せずにはいられなくなる位書きたいことってなかったな。(今も無い?)
ボーっと過ごしていましたね。

>子盗り
赤ちゃんが巻き込まれる話は結果がどうであれ苦手^^;
ゆっこさんの★も3つだし、多分読む機会はないかな~

投稿: ルギア | 2006年12月 2日 (土) 00時08分

私も投書するようなりっぱな子供ではなかったです。。そもそも新聞も読んでいなかった(笑)

投稿: ゆっこ | 2006年12月 8日 (金) 21時32分

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