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2006年11月13日 (月)

うつくしい子ども

デパ地下が苦手だ。

あの色々な食べ物の匂いが入り混じった独特の空気やら、多くの店員さんがしている三角巾やらが。

ざわめきや、他の売り場に比べてなんとなく黄色い感じの照明も。

お惣菜やお菓子を買うつもりでエスカレーターを降りて行くのに、ぐるぐるぐるぐると歩き回った挙句、どうしたいのかわからなくなってしまい、結局手ぶらで帰ることになる。

行列の出来る売り場に果敢に出かけて、沢山の袋をぶらさげている人を見ると、いつか私も、と小さな野望を抱く。

うつくしい子ども  石田衣良 文藝春秋 ミステリ

  ★★★★☆

神戸の少年A事件がモデルの小説。事件後、加害者の兄が事件の真相を探っていく。報道や、正義感からくる怒りや、それに便乗した悪意によって加害者の家族も犯人と同等かそれ以上の制裁を受けていく様子が、少年の視点で描かれていく。被害者の気持ちにはほとんど触れられておらず、色々な専門家が当時繰り広げた分析などが必ずしも的を得ていないという立場から書かれていて、作者は勇気があるなぁと感心してしまう。多感な年頃の少年や少女のいい所も悪いところもうまく書かれていて、あくまでフィクションなのだけれど、こういうこともありえるのではと思わせる結末。

うつくしい子ども Book うつくしい子ども

著者:石田 衣良
販売元:文藝春秋
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コメント

さっそく遊びに来ましたよ~♪(誰だか判るよね!)
私はデパ地下大好きよ。
こっちにはない食材の宝庫だもの。

>うつくしい子ども
どこかで評判を聞いてアマゾンで検索してみたことがあります。レビューを読むと「重い内容なのに読みやすく書かれてある。」と、高評価ですよね。
フィクションと分かっていたら安心して(心穏やかに)読むことが出来るかな?

投稿: ルギア | 2006年11月19日 (日) 08時26分

ルギアさん、早速来てくれてありがとう。
すっごく嬉しいです!

投稿: ゆっこ | 2006年11月19日 (日) 14時59分

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