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2006年11月 6日 (月)

またたび

こどもは色々なものをプレゼントしてくれる。

よちよち歩きの頃から、虫食いのどんぐりや、土のついた葉っぱや、へんな虫やらを。

少し大きくなると、何と表現したらよいのかわからない作品を。

お出かけのとき必ずしてね、とおもちゃのブレスレットをうやうやしく。

最近では上下巻あるハリーポッターシリーズを借りてきてくれる、下巻だけ。

もちろん嬉しいけれど、少しがっかりした顔もしてしまい、深く反省する。

母が大喜びしてくれるのを想像して、小さな手を伸ばしてくれるのに。それに応えられない稚拙さを。

そしてこどもを抱きしめる。

またたび   伊藤比呂美 集英社 エッセイ

  ★★★☆☆

2人の子供を連れてイギリス人と再婚し、アメリカ在住の筆者による食のエッセイ。現在の夫との間にも子供がいて、5人家族で明るく国際的な食卓なのだけれど、軽い調子で書かれている割には郷愁やら、悔恨やらが随所に感じられる。食に関することが書き連ねてあるはずなのに、世界中を飛び回り仕事も恋も結婚も子どもも手に入れた筆者の、未だみたされない不消化の人生記に感じられる。幸せとは形ではなく、心が満たされているかなのだなぁと思ってしまう。

またたび Book またたび

著者:伊藤 比呂美
販売元:集英社
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