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2006年10月24日 (火)

オデパン

女友達のたわいもないおしゃべりで、安らぐのはどんな時か話す。

美味しいお菓子ととっておきの紅茶。たまのワイン。

お気に入りの音楽や本。子供の寝顔。

そんな話をひとしきりした後、ある女性が言った。

彼女は仕事を持ち、趣味でも多忙な人だ。

「私のウチって女は私だけじゃない?だからいつもトイレの便座は上げてあるの。

他の家族が出払って、そっと便座を下げた時、本当に安らぐのよ。」

オデパン   藤本ひとみ 文芸春秋 小説

  ★★★☆☆

苦労人の夫に魅力を感じて結婚したお嬢様の真織が、子も生し20年以上の結婚生活からの逃げ場として、独身時代の仲間達との交流を再開する。通称「オデパン」と呼ばれる上流社会の仲間達の派手で自由奔放な遊びの数々。ブランド品や外国語、高級洋酒などに囲まれたお遊びの、余りの浮世離れぶりに返って優雅さは感じられない。新しい恋をしてもパートナーや子供への罪悪感もない。だけど読み進むうちにこれが上流社会なのかしら、などどいつしか思ってしまうのが怖い。本当に上流の方々はこんな暮らしを?

オデパン Book オデパン

著者:藤本 ひとみ
販売元:文藝春秋
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