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2006年9月22日 (金)

プーさん

ぐぅーん、と音をたてて真っ青なゴミ収集車が後ろからやってきた。

ふと見ると、車体の左後方のくぼみにプーさんのぬいぐるみが2体ちょこんと乗っている。

そのくぼみはぬいぐるみ2体がちょうど乗れる大きさで、本来なら作業中つかまるためなのか横向きにバーがついている。

プーさんたちはそのバーに腕をひっかけるようにしてきちんと収まっているので、まるで遊園地の乗り物に乗っているように見える。

思わず暖かい気持ちになって収集車を眺めていると、右に曲がっていく。

右側のくぼみにも、ちゃ~んとプーさんとティガーがニコニコと乗っていた。

ネバーランド   恩田陸 集英社 小説 

   ★★★☆☆

それぞれの事情で正月も帰省できない高校生が寮で過ごす冬休み。そこで彼らが向かい合った現実とは・・・。

出てくる少年達はみんな透明感があって生き生きと魅力的。深刻な事情があっても、ぐれたりすねたりしないで前向きに生きている。登場人物が、それぞれに抱えていた事情を告白していくうちに友情を深めていく様子がすがすがしい。

きちんとしたストーリーの小説を読んでいるのだけれど、頭の中にイラストが浮かんでくる。作者の文章力がなせる業のかもしれないけれど、なんとなくよく出来た漫画を読んだような読後感。だけど、けっして嫌いではない独特の空気感。だからこの人の小説は今人気なのかなぁ。

ネバーランド Book ネバーランド

著者:恩田 陸
販売元:集英社
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コメント

また、変なところにコメント。
プーさんは捨てられたんではないの??
幸せなプーさんなの?かわいそうなプーさんなの?
とても気になる・・。ティガーもいるみたいだし・・。

投稿: misa | 2006年9月24日 (日) 23時30分

プーさん達の過去はわかりません。
だけど、今はすっごく幸せそうでしたよ。

投稿: ゆっこ | 2006年9月26日 (火) 11時47分

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