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2006年9月25日 (月)

アールヌーボー

公園を歩いているとふうわりといい香りがしてくる。

辺りを見回すと金木犀が咲いている。

オレンジ色の花をいっぱいにつけたその金木犀の木は大木で、まるで巨大なマッシュルームのような形をしている。

甘い香りにいい気分になって浮かれて歩く。マッシュルームというより、アールヌーボーのランプみたいな形だなどとと、とりとめのないことをつらつらと考える。

すると、バタバタ走っていたこどもが突然立ち止まった。

「なに?このへんなにおい!」

いまこの瞬間愛しているということ

二十八光年の希望(文庫改題)      辻仁成 集英社 小説

  ★★★☆☆

三ツ星獲得目前のフランス人シェフと、その弟子の日本女性シェフの恋物語。途中から面白くなりラストは印象的だった。ラブシーンも詩的に書かれていてロマンチック。最初はフランス料理やその世界についてのきどった説明がくどくどと続いてどうしたのかな?と思った。主人公の友人の料理評論家が書いているという形をとっているにしても、ちょっとくどい。それなのに肝心の、それぞれに相手がいたはずの二人が、特に、ハナが彼のことを好きになるくだりがさっと通り過ぎてしまい、拍子抜けした感じは否めない。ちょっとパリかぶれ?パリ移住以前の作風が戻ってきますように。

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